にんいくの摂取は、大腸がんをはじめがんの予防効果があることが米国がん研究所(NCI)の研究で明らかにされていました。

しかしながら、にんにく由来のどのような成分がどのように機能してがんを予防するのか?そのメカニズムに関してはほとんど明らかにされていませんでした。日本大学栄養生理化学研究室ではにんにく由来の抗がん作用成分としてジアリルトリスルフィド(DATS)を同定し、その作用メカニズムについて明らかにしました。

出典:日本大学 生物資源科学部 生命化学科 http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~cls/kenkyu/labo4.html

 

図2図2.ヒト大腸がん細胞にDATSを投与すると、細胞骨格のネットワークが破壊され、細胞死が誘導される。緑色の蛍光で染色されているのが細胞骨格タンパク質、赤は核を染色している。DATS投与細胞(写真右)で細胞骨格のネットワークが破壊されている。

図3図3.ヒト大腸がん細胞を移植したヌードマウスにDATSを投与すると、腫瘍の大きさが小さくなり、腫瘍内の顕著な細胞死が観察された。矢印で示した壊死細胞がDATS非投与(写真左)に比べて、DATS投与マウス(写真右)で拡大している。